【英語の絵本】孤独と友情の本質を学べる絵本 MR. BROWN’S FANTASTIC HAT – Ayano Imai- レビュー

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MR. BROWN’S FANTASTIC HAT – Ayano Imai-

Ayano Imano著-MR.BROWN’s FANTASTIC HAT-は通常の絵本サイズとは一味違い、縦長の特徴を持った珍しい絵本です。

内容としてはエレガントで控えめな文章ですので安心して絵本そのものの魅力を楽しめる優しい物語。

そして驚くほど想像力豊かなイラストが、この物語に新たな命を吹き込みます。友情の力についての、はつらつとした、心がうれしくなる物語。

ミスター・ベアと帽子をかぶった仲間たちのギブ・アンド・テイク、思いやり、分かち合い、魔法がどのように起こるかを教えてくれます。

「素敵なストーリーのある美しい絵本。おとなしいお子様や、鳥や素敵なアートワークが好きな人に最適です。」

あらすじ

Ayano Imano著-MR.BROWN’s FANTASTIC HATは、愛、孤独、再生の希望を描いた魅惑的で前向きな物語。

くまのミスター・ブラウンさんは、友達もなく孤独に暮らすクマで、それが自分の好きな道だと自分に言い聞かせています。

くまのミスター・ブラウンさんはとても外出する際には必ずかぶる特徴的な白いシルクハットをかぶっています。ある時、帽子はキツツキを引き寄せ、その中に巣を作りはじめます。すぐに他のキツツキたちもいい巣をつくれる場所だと知りたくさんが加わり、この魔法の帽子はどんどん高くなっていきます。

最初は嫌がっていたミスターブラウンさんも時がたつにつれて帽子に住む鳥たちと友達になっていきました。キツツキたちのご飯も準備つてあげたりと彼の日々はますます面白く、楽しくなっていきます。

ある冬、そこにいたはずのキツツキたちが挨拶もなくいなくなって帽子がスカスカになっていることに気づいたミスター・ブラウンさんは、

ショックをうけ寂しくなっていきました。

その過程でミスター・ブラウンさん感じる様々な感情を一緒に感じれるような、そんな卓越したイラストで強調される風変わりな友情の物語。

このキツツキたちは帰ってくるのでしょうか?

春のエンディングのシーンはきっと明るい気持ちで読めるはずです。

 

白いハットをかぶっているくまがミスター・ブラウンさんです。

Ayano Imaiさんの美しいこの絵本は、孤独と孤独の本質を捉えており、そして友情の大切さを、切なくもあり、同時に高揚させる誠実さで描いています。

柔らかく落ち着いた色と各ページの興味深い奇妙な断片が、この本を特別な絵本に仕上げています。

 

著者について

1980 年にイギリスのロンドンで生まれたAyano Imaiさんは、青春時代の多くを家族とともに世界中を旅して過ごしました。

1986 年から 1990 年まで、彼女は日本に住み、その後米国に移住し、コネチカット州とロサンゼルスを行き来しました。

1994年に帰国後、東京の武蔵野美術大学で日本画、特に岩絵具を学びました。

彼女の最初の絵本は 2006 年に出版されました。現在は日本の千葉県に在住。

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