【英語の絵本】日本人こども絵本作家の巨匠 いわむらかずお 著 – Goood-bye, Winter! Hello, Spring! レビュー

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日本人児童絵本作家の巨匠 Kazuo Iwamura著 Goood-bye, Winter! Hello, Spring!

 

日本の児童書挿絵の巨匠、いわむらかずおの愛すべき物語。

春が来ると雪が溶けます。すべての水はどこへ行くのでしょうか?

湿った雪が溶け始めると、森には春の最初の兆しが見えてきます。

いわむらさんの描くきれいな英語の韻を踏みながら語られるこの穏やかな冒険は、自然と友情の素晴らしい物語です。

正確で優美な水墨画で定義されたアートワークが含まれており、カラーウォッシュで温かみがあり、冬から春に変わる森の美しさに満ちています。

季節のうつりかわりをお子さんに感じてもらえる要素を多く含んだ絵本です。

 

Kazuo Iwamuraさんの美しいアースカラーのイラストで語られる優しい物語

小さなリスのミック、マック、モリーは雪が

溶けて水に浮かんだ木をみつけてそれをいかだとして使用できると気づいたとき春への希望をもちはじめました。

生きるために寒い冬から温かいところへ移動をし始めたリスたちはさまざまな行動の中では冬から春に向けてのあらゆる発見をしていきます。

著者のいわむらさんは繊細なアースカラーでイラストを描いています。そのため淡い灰色が徐々に柔らかな黄色と乳白色の青緑色に変わり、川がリスの小さなボートを木々の生い茂る湖へと運び流れ込んでく場面などの優雅なアートワークは、季節の移り変わりの本能的な体験をイラストで捉えています。

この特別な絵本では、いわむらかずお氏が素晴らしいイラストと、季節の移り変わりの魔法を捉えた韻を踏む文章を組み合わせたやさしい物語でまるでほんとうにリスたちと一緒に森にいるかのようなそんな感覚を味わさせてくれる絵本です。

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著者・いわむらかずお さんについて

いわむらかずお(Iwamura Kazuo)さんは絵本作家。
1939年東京生まれ。東京芸術大学工芸科卒業。1975年東京を離れ、栃木県益子町の雑木林の中に移り住む。

1998 年4月栃木県馬頭町に「いわむらかずお絵本の丘美術館」を開館。絵本・自然・子どもをテーマに活動を始めた。

「14ひきのやまいも」などで小学館絵画賞、「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」(偕成社)でサンケイ児童出版文化賞、「かんがえるカエルくん」(福音館書店)で講談社出版文化賞絵本賞受賞。

2014年にフランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。

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