【2027年夏】小中学生の短期留学はどの国?費用・滞在先・期間を親目線で比較

当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。

「夏休みに子どもを海外へ行かせたいけれど、どの国がいいの?」「全部でいくらかかるの?」——小学生・中学生の短期留学を調べ始めると、まずこの2つで手が止まりますよね。

この記事では、バイリンガルパパの視点で、2027年夏の短期留学(1〜4週間)を「国」「費用」「滞在先」「期間」の4つから比べます。費用は、各主催者の公式ページで確認した実際の価格を、円と現地通貨の両方で載せました。

ひとつだけ先にお伝えしておくと、1〜4週間で英語がペラペラになることはありません。持ち帰ってきてほしいのは、ホストファミリーとの夕食や、学校のバディとの会話で「伝わった!」と感じる瞬間です。その手応えが、帰国後に英語を続ける一番のエンジンになります。

この記事の結論(2027年夏の短期留学)

  • はじめての短期留学なら「2週間前後・引率付き・ホームステイか寮」がひとつの目安です。
  • 小学生は親子留学や少人数の引率付きプログラム、中学生は単身のジュニアキャンプも選択肢に入ります。
  • 日本の7〜8月に現地の学校の授業に入りやすいのは、学期中のオーストラリア・ニュージーランド。北半球はサマーキャンプや語学学校が中心です。
  • 費用の実例(航空券・諸税込み):アジア約43万円〜(約₱170,470〜)(セブ島12日間)、オセアニア約56万円〜(約A$5,140〜)(ブリスベン9日間)、欧米約67万円(約£3,210)〜96万円(約US$6,100)(イギリス10日間〜ニューヨーク15日間)。くわしくは国別ガイドで。
  • 2027年夏の募集は、秋〜冬にかけて始まります。秋のいまが資料集めのタイミングです。

海外留学協議会(JAOS)が2026年5月に公表した調査では、2025年の留学先の1位は2年連続でオーストラリア(32,727人・全体の19%)でした。語学研修を除く中高生の学校留学では、ニュージーランドが54.6%と半数を超えています。一方で、円安や物価高の影響もあり、個人留学は前年の約56%の水準まで減っています。費用をよく見比べる家庭が増えている、ということですね。

夏休みの短期留学、まず知っておきたい3つのタイプ

夏休みの短期留学のパンフレットを親子でソファに並んで見比べている様子
3つのタイプを見比べるご家族のイメージ

国を決める前に、「どんな形で行くか」を決めておくと、候補がぐっと絞れます。小中学生向けの夏の短期留学は、大きく3つに分かれます。

引率付きグループ(パッケージ)型

日本の空港から日本人スタッフが同行し、航空券・滞在・授業・アクティビティがセットになった形です。はじめての海外でも安心感が大きく、単身デビューの定番です。その分、日本人の参加者同士で固まりやすい面もあります。

親子留学型

保護者が一緒に渡航し、子どもは平日に現地の学校や語学プログラムへ、親は近くで見守ったり、自分も英語の授業を受けたりする形です。小学校低〜中学年や、はじめての海外に向いています。

現地校体験(短期で現地の学校に通う)型

2〜4週間ほど、現地の子どもたちが通う普通の学校に入り、算数や理科、体育、図工などの授業を一緒に受ける形です。クラスメイトのほとんどが現地の子なので、英語を「使う」時間が一番長くなります。

ここで大事なポイントがあります。海外に行けば自然に英語漬けになる、とは限りません。一般的な語学学校では、英語を母語とするのは先生だけで、クラスメイトは同じ学習者ということがよくあります。話す力が伸びるのは、ネイティブの同年代と毎日やりとりする時間です。資料を比べるときは「現地の子と過ごす時間が1日何時間あるか」「バディ制度やホストシブリング(同年代の子がいる家庭)はあるか」を確認してみてください。

サマースクールの1日の流れをもっと知りたい方は、英語のサマースクールでどんなことをするのか解説した記事もどうぞ。

小学生と中学生で「向いている形」は違う

空港の出発ゲートで、小さなリュックを背負った子どもに母親が手を振って見送る様子
引率スタッフと出発する子どもを見送るご家族のイメージ

同じ「短期留学」でも、学年によって合う形は変わります。目安は次のとおりです。

  • 小1〜小2:親子が基本。まずは「英語の環境って楽しい」と感じられれば十分です。
  • 小3〜小4:親子留学か、少人数で手厚い引率付きプログラム。身の回りのことが自分でできるかが判断の目安です。
  • 小5〜小6:引率付きで単身デビューを考えやすい時期。小学生向けの単身プログラムも増えてきます。
  • 中1〜中3:ジュニアキャンプ、寮、ホームステイでの単身参加が中心。現地校体験の選択肢も広がります。

親子留学で私がすすめたいのは、「段階的に手を離す」考え方です。昼間は子どもが学校で過ごし、親は近くにいるけれど口は出さない。慣れてきたら、子ども自身に注文や質問をさせてみる。こうして少しずつ任せていくと、帰国するころには親がいなくても英語でやりとりできる場面が増えていきます。

家族の予定によっては、片方の親が先に子どもと渡航し、もう片方が最後の1週間に合流する、という分担もあります。帰国後に家で英語を続ける工夫は、親子英会話の始め方をまとめた記事が参考になります。

国を選ぶ前のチェックリスト

地球儀のある机で、子どもと母親が笑顔で留学先の国を話し合っている様子
地球儀を見ながら国を話し合うご家族のイメージ

国を比べるときは、次の7つを同じ物差しで見ると迷いにくくなります。

  • 時差(体調と、日本の家族との連絡のしやすさ)
  • 季節(南半球の7〜8月は冬)
  • フライトの長さ(直行便の有無は航空会社の公式サイトで確認)
  • 英語の種類(アクセントに「正解」はありません)
  • 夏に現地の学校が開いているか
  • 費用の内訳:授業料・滞在費・航空券・保険・現地交通やお小遣い
  • 日本人スタッフの有無と、緊急時のサポート体制
国時差(2027年8月・東京比)日本の7〜8月の季節現地校体験主な滞在先2週間前後の費用例入国前の手続き(日本国籍・短期)
オーストラリア+1時間(ブリスベン・シドニー)冬しやすい(学期中)ホームステイ・寮約56万円〜(約A$5,140〜・9日間・航空券込み)ETA(サブクラス601)
ニュージーランド+3時間(オークランド)冬しやすい(学期中)ホームステイ約56万円(NZ$6,335・親子2人・航空券別)NZeTA
カナダ−16時間(バンクーバー)夏夏休み中のため基本はキャンプ寮・ホームステイ約62万円(CA$5,580・航空券別)eTA(空路の場合)
アメリカ−13時間(ニューヨーク)/−19時間(ハワイ)夏夏休み中のため基本はキャンプ大学寮・親子で滞在約96万円(約US$6,100・15日間・航空券込み)ESTA
イギリス−8時間(ロンドン)夏夏休み中のため基本はサマースクール寮約67万円(約£3,210・10日間・航空券込み)ETA
フィリピン−1時間熱帯プログラムによるホテル・寮約43万円〜(約₱170,470〜・12日間・航空券込み)30日以内は査証免除
マレーシア−1時間熱帯プログラムに組み込みありホテル寮約53万円(約RM13,620・10日間・航空券込み)査証免除の取決めあり+MDAC

※時差はIANAタイムゾーンデータベースにもとづく2027年8月の値です。費用例は下の国別ガイドに出典と内訳を載せています。入国手続きは2026年10月4日時点の各国政府・大使館の公式情報で、詳しくは「入国手続き・安全・保険」の章をご覧ください。

治安については「この国なら安全」とは言い切れません。渡航先の最新情報は、保護者が外務省 海外安全ホームページで確認してください。

国別ガイド:特徴・プログラム例・費用・滞在先・期間

どの国も同じ5つの項目(特徴とメリット/英語・アクセント/プログラム例/費用の目安/滞在先と期間)で比べられるようにしました。価格はすべて2026年10月4日に各主催者の公式ページで確認したものです。

※1豪ドル=109.42円、1NZドル=88.47円、1カナダドル=111.15円、1米ドル=158.16円、1英ポンド=208.61円、1ユーロ=177.69円、1フィリピンペソ=2.54円(2026年10月2日 三菱UFJ銀行TTM)。実際にカードや銀行で支払うときのレートはTTMより不利になります。燃油サーチャージも毎月変わります。

※1リンギット=約38.70円(MUFG Bank Malaysia 参考レート, 2026年10月2日)

冬の晴れた日に、上着を着た子どもが現地の子どもたちと学校の校庭で遊んでいる様子
南半球の学校で過ごす子どものイメージ

オーストラリア:時差が小さく、現地校体験の選択肢が多い

特徴とメリット:日本との時差は1時間ほど(2027年8月のブリスベン・シドニー)。体調を崩しにくく、日本の家族とも連絡を取りやすい国です。日本の7〜8月は現地の学期中なので、現地の子と同じ教室で授業を受けるプログラムが組みやすいのも大きな魅力です。季節は冬で、ブリスベンやゴールドコーストは比較的穏やか、メルボルンは寒くなります。

英語・アクセントの特徴:母音の響きに独特のクセがあり、”No worries.” や “mate” といった言い回しもよく耳にします。最初は聞き取りにくく感じるかもしれませんが、それも経験のうちです。

プログラム例

費用の目安:キッズエクスプレスは2027年夏(準備中)の掲載価格で参加費38万円(約A$3,470)。ホームステイ・3食・現地校費用・送迎・1日遠足・添乗員・24時間サポートが含まれます。航空券は別で、団体航空券は18万1,740円〜18万6,620円(約A$1,660〜1,710・諸税と手配手数料込み、年齢で変わる)。合計で約56万2,000円〜56万7,000円(約A$5,140〜5,180)です。海外旅行保険とETAの申請は各自で行います。

滞在先と期間:ホームステイが中心です。キッズエクスプレスは原則「子ども2名で1家庭」なので、日本人の同室者がいる安心感がある反面、英語だけで過ごす時間は1人ステイより短くなります。この記事の例では、期間は9日間〜3週間です。

ニュージーランド:親子での現地校体験と、中高生の学校留学に強い

特徴とメリット:時差は3時間(2027年8月のオークランド)。7〜8月は学期中で、現地の小学校に短期で通うプログラムがあります。JAOSの調査では、語学研修を除く中高生の学校留学の半数以上(54.6%)がニュージーランドでした。自然の中でのアクティビティが多いのも魅力です。

英語・アクセントの特徴:オーストラリア英語に似た母音の響きがあります。ラボの交流のように、マオリ文化に触れる機会があるプログラムもあります。

プログラム例

費用の目安:ガルフ・ハーバー・スクールの親子プログラムは、2026年夏の実績価格で親1人+子1人・2週間 NZ$6,335(約56万円)。手配料・入学金・授業料・ホームステイ・空港送迎が含まれ、航空券・学校手配保険・アクティビティ・制服は別です。2027年夏の価格は未発表です(2027年春休みは2週間 NZ$5,500=約49万円と公表)。

滞在先と期間:親子・単身ともホームステイが中心。この記事の例では、期間は2〜3週間です。

カナダ:大学キャンパスのサマーキャンプとホームステイ文化

特徴とメリット:日本の夏はカナダも夏休みなので、現地校の授業ではなく、サマーキャンプや語学学校のジュニアコースが中心です。例えばILSCのジュニアキャンプ(UBC)では、9〜17歳が大学寮に泊まり、世界各国から来た同年代と英語を学びます。時差はバンクーバーで16時間と大きめです。なお、モントリオールなどケベック州はフランス語が主に使われる地域なので、英語を目的にするなら都市選びに注意しましょう。

英語・アクセントの特徴:アメリカ英語に近く、日本の学校の英語に慣れた子には耳になじみやすいと感じる人が多いです。ただし「なまりがない」わけではなく、カナダならではの言い回しもあります。

プログラム例

  • ILSC「Junior Camp at UBC」(バンクーバー・ILSC Education Group):UBC(ブリティッシュ・コロンビア大学)のTotem Park寮に泊まり、平日の午前は英語の授業(週15時間)、午後・夜・土曜はアクティビティや遠足。対象は9〜17歳。2026年は6月28日〜8月9日の日曜発着で、1〜6週間から選べました。
  • ラボ国際交流センター「北米青少年交流」:アメリカ・カナダの青少年のいる家庭に、1家庭1人で3〜4週間ホームステイします(7月下旬〜8月中旬)。対象は中学生・高校生ですが、応募が多く、同センターの第54期(2026年3月期)事業報告書では、北米交流は中3以上を優先し、中1以下は参加を延期してもらったと報告されています。

費用の目安:ILSCのUBCジュニアキャンプは2026年夏の実績・目安で、1週間CA$3,115(約35万円)、2週間CA$5,580(約62万円)、4週間CA$9,910(約110万円)。授業・寮・3食・アクティビティ・空港送迎・医療保険が含まれ、航空券は別です。なお2027年夏の価格はILSCが公式発表しており、2週間CA$5,780(約64万円)です(2026年10月12日にILSC公式の価格表で確認)。ラボの費用は募集要項で確認が必要です。

滞在先と期間:大学寮か、同年代の子がいるホームステイ。キャンプは1週間単位で選べるものが多く、2〜4週間が中心です。

アメリカ:選択肢の幅が一番広い。ハワイの親子留学も

特徴とメリット:大学キャンパスに泊まるキャンプ、テーマ型のキャンプ、ハワイの親子プログラムまで、選択肢の幅は一番です。大学寮での生活は、将来の進学を考え始めた中学生にとって刺激になります。一方で時差が大きく(ニューヨークで13時間)、費用はイギリスと並んで高めです。ハワイは時差19時間ですが、日付が1日ずれるだけで、時計の針の差は5時間です。

英語・アクセントの特徴:rの音がはっきりしているのが特徴です。日本の学校の教材の多くはアメリカ英語がベースなので、授業で習った表現をそのまま試しやすい国です。アメリカ国内でもアクセントはさまざまで、アメリカ英語のアクセントの種類を地域ごとに紹介した記事で違いを聞き比べられます。

プログラム例

  • EPICジュニアキャンプ ニューヨーク(株式会社INCREMENT):中1〜高3対象の15日間。ニュージャージー州のRamapo College of New Jerseyの学生寮(2〜4人部屋)に滞在し、ネイティブ講師の授業とニューヨーク・ワシントンD.C.の見学。日本の空港から日本人スタッフが同行します。2026年は7月29日〜8月12日の実施でした。
  • IIE Hawaii「Kid-STEP(K-STEP)」:ハワイの語学学校IIEによる6〜12歳向けの夏プログラム(12〜16歳はTeen-STEP)。午前はアクティビティ、午後は英語のレッスンで、1週間単位で参加できます。保護者も同じ学校で大人向けの英語コースを受講できます。2026年は7月13日〜8月21日の開催でした。

費用の目安:EPICニューヨークは2026年夏の実績価格で旅行代金89万8,000円(約US$5,680)+空港諸税・燃油約6万5,980円(約US$420)、合計約96万4,000円(約US$6,100)。主催者は、燃油サーチャージが案内額より約6万円(約US$380)増える見込みと注記しています。IIE Hawaiiは2026年価格で、2週間の授業料US$1,155+アクティビティUS$710+登録料US$180=US$2,045(約32万円)。こちらは子どものプログラム費のみで、航空券や親子の滞在費は別です。

滞在先と期間:中学生は大学寮のキャンプ(2週間前後)、小学生はハワイなどで親子でコンドミニアムやホテルに滞在する形(1〜3週間)が中心です。

イギリス:多国籍の寮生活。費用は高めの価格帯

特徴とメリット:歴史ある寄宿学校(ボーディングスクール)のキャンパスを使ったサマースクールが多く、世界各国から来た同年代と寮で過ごせます。費用が高めになるのは、寮での24時間の見守り、食事、遠足などがすべて込みになっていることが多いためです。時差は8時間(2027年8月のロンドン)。

英語・アクセントの特徴:イングランド南部の英語では、語尾のrを発音しないことが多いのが特徴です。”water” や “car” の響きの違いに、子どもは意外と早く気づきます。

プログラム例

  • アクセス留学センター「中学生・高校生 夏休み短期留学 イギリス・バース」(株式会社日本旅行との共同企画):13〜17歳対象。バース郊外のボーディングスクールDownside Schoolの寮(1〜4人部屋)に滞在し、世界遺産の街バースやロンドンの観光も含まれます。出発から帰国まで同行スタッフ付き。2026年は7月28日〜8月6日の10日間でした。
  • (参考)EPICジュニアキャンプ アイルランド:イギリスのお隣アイルランドのダブリンで、中1〜高3がホームステイしながら多国籍のサマーキャンプに参加する13日間。2026年夏は旅行代金66万5,000円(約€3,740)+諸税約13万8,580円(約€780)、合計約80万4,000円(約€4,520)でした。

費用の目安:アクセス留学センターのバースは2026年夏の実績価格で58万8,000円(約£2,820・航空券込み)。別途、空港使用料・諸税・燃油の目安が合計約8万650円(約£390)かかり、総額は約66万9,000円(約£3,210)です。海外旅行保険とETAの費用は含まれていません。

滞在先と期間:寮が中心で、10日〜3週間ほど。小学生が単身で参加できるコースは限られるので、年齢条件をよく確認しましょう。

フィリピン・マレーシア:近くて費用を抑えやすいアジアの英語圏

特徴とメリット:時差は1時間で、フライトも欧米より短く、費用を抑えやすいのが魅力です。フィリピン・セブ島はマンツーマン(1対1)レッスンが多く、話す量を確保しやすいのが特徴。マレーシアは英語が日常的に使われる多文化社会で、さまざまな背景の人と英語でやりとりする経験ができます。ただし「安いから最適」というわけではありません。授業の質、生活面のサポート、安全情報は、他の国と同じように確認してください。

英語・アクセントの特徴:フィリピン英語はアメリカ英語がベースで、聞き取りやすいと感じる人が多いです。マレーシア英語は、マレー系・中華系・インド系など多文化の響きが混ざった英語です。先生や周りの人の多くは英語を母語としない、でも流暢な話し手です。これは弱点ではなく、世界で通じる英語に慣れるよい機会だと私は考えています。

プログラム例

費用の目安:いずれも2026年夏の実績価格です。セブ島は旅行代金40万5,000円〜44万3,000円(約₱159,450〜174,410・出発地と日程で変わる)+諸税約2万7,580円〜(約₱10,860〜)、総額約43万3,000円〜(約₱170,470〜)。マレーシアは45万9,000円(約RM11,860)+諸税約6万8,410円(約RM1,770)、総額約52万7,000円(約RM13,620)です。

滞在先と期間:ホテルや寮に泊まり、日本人スタッフが常駐するキャンプ型が中心です。期間は10日〜2週間ほどが多くなっています。

国別の費用をまとめて比較

国・プログラム対象期間航空券別航空券・諸税込み含まれるもの価格の年
オーストラリア(キッズエクスプレス)9〜12歳9日間38万円(約A$3,470)約56万2,000円〜(約A$5,140〜)授業・滞在・食事・アクティビティ・引率(航空券は団体手配で別料金)2027年夏(準備中)
ニュージーランド(ガルフ・ハーバー・スクール親子)5〜14歳+親2週間NZ$6,335(約56万円)—授業・滞在・空港送迎(保険・アクティビティは別)2026年夏
カナダ(ILSC UBC寮)9〜17歳2週間CA$5,580(約62万円)—授業・寮・3食・アクティビティ・空港送迎・医療保険2026年夏の実績・目安
アメリカ(EPIC ニューヨーク)中1〜高315日間—約96万4,000円(約US$6,100)授業・寮・アクティビティ・引率・航空券2026年夏
アメリカ(IIE Hawaii K-STEP)6〜12歳2週間US$2,045(約32万円)—授業・アクティビティ(滞在は別)2026年
イギリス(アクセス留学センター バース)13〜17歳10日間—約66万9,000円(約£3,210)授業・寮・食事・アクティビティ・引率・航空券2026年夏
フィリピン(EPIC セブ島)小4〜高312日間—約43万3,000円〜(約₱170,470〜)授業・ホテル・アクティビティ・引率・航空券2026年夏
マレーシア(EPIC)中1〜高310日間—約52万7,000円(約RM13,620)授業・ホテル寮・アクティビティ・引率・航空券2026年夏

※2026年の価格は「2026年夏の実績価格(2027年は未発表・変動あり)」です。ただしカナダ(ILSC)は「2026年夏の実績・目安」で、2027年夏は2週間CA$5,780(約64万円)と公式発表されています。キッズエクスプレスは「2027年夏(準備中)」の掲載価格です。為替は下記の2026年10月2日 三菱UFJ銀行TTMで換算しています(リンギットのみ別注のMUFG Bank Malaysia参考レート)。海外旅行保険・パスポート・入国手続きの費用・お小遣いは含みません。

日本の留学会社のパッケージには、日本人スタッフの同行や団体での航空券手配が含まれていることが多く、学校に直接申し込む場合との価格差の多くはここから生まれます。「高い・安い」だけでなく、何が含まれていて、緊急時に誰が対応するのかまで揃えて比べるのがコツです。

国内で英語漬けの夏を過ごす方法もあります。国内の英語サマースクールの特徴や料金をまとめた記事や、自宅から参加できるオンラインサマースクールの記事、留学生と国内で交流する「まちなか留学」の記事も比べてみてください。

「どの国の、どのプログラムが合うのか自分たちだけでは決めきれない」という段階なら、留学エージェントに相談するのもひとつの方法です。スマ留は、5〜12歳向けの親子留学と、子どもだけで参加する小学生留学の両方を案内しています。こんなご家庭には合わないかも:親子留学の行き先はセブ島・バリ島が中心なので、親子で欧米やニュージーランドの現地校に通いたいご家庭は、本文で紹介した各校の公式ページを直接見るほうが近道です。

紹介

スマ留|親子留学・小学生留学をまとめて相談する

※この枠は広告ではありません(公式サイトへのリンク)

こんなご家庭におすすめ:アジアの親子留学か、子どもだけの短期留学かで迷っていて、日本語で相談しながら決めたいご家庭。

  • 5〜12歳向けの親子留学:公式ページで「5歳〜12歳向け親子留学」と案内(5歳以上から参加可)。行き先はセブ島(フィリピン)・バリ島(インドネシア)で、その他の国は問い合わせ。
  • 子どもだけの小学生留学も:2026年夏はオーストラリアとバリ島の2か国で実施(バリ島は7〜11歳・定員10名)。現地スタッフや同行スタッフがつくと案内しています。
  • 英語ゼロからでも相談できる:親子留学はアルファベットから始めるゼロレベルに対応と案内しています。
  • 日本語でやり取りできる:各語学学校に日本人スタッフがいて、申し込みまでのやり取りも日本語で進められます。
  • 旅行業登録とキャンセル規定:観光庁登録の旅行業第一種を取得。小学生プログラムは出発31日前(ピーク時41日前)までならキャンセル費用がかからないと明記しています。

スマ留の親子留学を公式サイトで見る

※2026年10月時点の公式情報です。料金・日程・キャンペーンは変更される場合があるため、公式サイトでご確認ください。

滞在先の選び方:ホームステイ・寮・ホテル・親子でアパート

ホストファミリーの食卓で、子どもがさまざまな背景の家族と笑顔で夕食を囲んでいる様子
ホームステイ先の夕食のイメージ

同じ国でも、どこに泊まるかで「英語を使う量」と「安心感」のバランスが変わります。

滞在先よいところ気をつけたいところ
ホームステイ(1人)1日に英語を使う量が一番多い。生活文化をまるごと体験できる家ごとのルールに合わせる力が必要
ホームステイ(子ども2名で1家庭)日本人の同室者がいて安心日本語で話す時間が増えやすい
寮各国の同年代と過ごせる。スタッフの見守りがある集団生活に慣れていないと疲れやすい
ホテル(アジアのキャンプに多い)設備が整い、日本人スタッフが常駐しやすい授業以外で現地の人と話す機会は少なめ
親子でアパート・コンドミニアムキッチン付きで食費を抑えやすく、生活リズムを家族で決められる家では日本語になりがち。手配は自分で
親子でホームステイ(学校手配)親も英語を使う場面が増え、現地の暮らしがわかる家族の時間やプライバシーは少なめ

期間はどれくらい?いつ申し込む?

期間の目安は次のとおりです。

  • 1週間:お試し。海外の空気に触れて「また行きたい」と思えれば成功です。
  • 2週間:1週目は慣れるだけで終わることが多く、2週目にようやく落ち着きます。最初の1回の最小ラインと考えています。
  • 3〜4週間:自分から話しかける、友だちと約束するなど、目に見える変化が出やすい長さです。

人気のプログラムは早めに埋まります。2027年夏に向けたスケジュールの例です。

  1. 2026年10〜12月:資料請求・説明会。候補を2〜3件に絞る
  2. 2027年1〜3月:申込。パスポートの取得・更新
  3. 2027年4〜6月:入国手続き、保険の加入、出発前の英語準備(例:キッズエクスプレスの申込締切は2027年4月30日、団体航空券は5月21日)
  4. 2027年7〜8月:出発

入国手続き・安全・保険(親が必ず確認すること)

キッチンカウンターで母親が電卓とノートで費用を確認し、後ろで子どもがスーツケースに荷物を詰めている様子
出発前の準備をするご家族のイメージ

日本のパスポートで短期間(観光など)入国する場合に、出発前に必要な主な手続きです。名称と公式ページだけを載せています。費用や条件は変わることがあるので、必ず公式ページで確認してください。

国出発前に必要な手続き(日本国籍・短期滞在)公式ページ
アメリカESTA(ビザ免除プログラムの電子渡航認証)ESTA公式(米国土安全保障省)/在日米国大使館
カナダeTA(電子渡航認証・空路で入国する場合)カナダ政府
イギリスETA(電子渡航認証。子どもも1人ずつ必要)英国政府(GOV.UK)
オーストラリアETA(サブクラス601。専用アプリから申請)オーストラリア内務省/駐日オーストラリア大使館
ニュージーランドNZeTA(査証免除国の渡航者に必要)ニュージーランド移民局
フィリピン30日以内の滞在は査証免除。15歳未満が親の同伴なしで入国する場合はWEG(入国制限免除)の手続き駐日フィリピン大使館(無査証)/同(WEG)/eTravel(フィリピン政府の電子登録)
マレーシア短期滞在の査証免除の取決めあり。デジタル入国カードMDACの登録外務省 海外安全ホームページ/MDAC(マレーシア入国管理局)

※2026年10月4日時点の各国政府・大使館の公式情報です。授業を受ける目的の短期滞在がどの扱いになるかは国や期間で異なります。個別の判断は公式・大使館で。

  • 未成年のひとり旅:英文の渡航同意書などを求められる場合があります。フィリピンのWEGのように、国の制度として書類が決まっている例もあるので、主催者の案内に従いましょう。
  • 外務省「たびレジ」:出発前にたびレジに登録しておくと、現地の安全情報がメールで届きます。保護者のメールアドレスも登録しておくと安心です。
  • 海外旅行保険:多くのプログラムで加入が必須です(例:キッズエクスプレスは各自加入が条件)。ニュージーランドでは、2週間以上留学生を受け入れる学校は、生徒が適切な保険に入っていることを確認する決まりがあります(NZQA・留学生の保険について)。

主催者・留学会社を選ぶときのチェックポイント

  • 旅行商品として販売している場合、観光庁長官登録などの旅行業登録があるか(例:EPICは第1種旅行業の登録番号をページに表示)。一方で「旅行商品ではない教育プログラム」と明記している主催者もあるので、契約の形と取消料の規定を確認しましょう。
  • JAOSの会員か、J-CROSS(留学サービス審査機構)の認証を受けているか
  • 緊急時に24時間連絡がとれる体制があるか、現地に日本語で相談できるスタッフがいるか
  • 担当が1人だけでなく、チームで対応しているか。担当者が休んだときや、第一希望の学校が満員のときの代わりの案があるか
  • 書面の契約書と、返金・取消のルールがあるか

英語の「発音・アクセント」で国を選んでいい?

ヘッドホンをつけた子どもがタブレットに向かって英語を話す練習をし、母親がそばで励ましている様子
英語を声に出して練習する子どものイメージ

「どの国が発音にいいの?」は、多くの親が気になるところです。バイリンガルパパとしての答えは、正解の国はない、です。どの国の英語にもアクセントがあり、「なまりがない英語」や「正しい英語」があるわけではありません。

  • アメリカ:rの音がはっきり
  • イギリス(イングランド南部):語尾のrを発音しないことが多い
  • オーストラリア・ニュージーランド:母音の響きが独特。”mate” “No worries.” など
  • カナダ:アメリカ英語に近い
  • フィリピン:アメリカ英語がベースで聞き取りやすいと感じる人が多い
  • マレーシア:多文化の背景が混ざった英語

日本の学校の英語教材は主にアメリカ英語がベースです。違うアクセントに触れることは、むしろ「聞き取れる英語の幅」を広げてくれます。発音を整えたいなら、帰国後に目標にしたい話し手を決めてシャドーイングすれば十分です。やり方は動画で「聞く」から「話す」へつなげる記事で紹介しています。

それよりも大切なのは、話す自信です。ホストファミリーとの夕食、学校のバディとの休み時間、カフェでの注文。1〜4週間で子どもが持ち帰る一番の成果は、こうした場面で「伝わった」と感じた経験です。

行く前・帰ってからが大事:短期留学の効果を伸ばすコツ

行く前は、現地ですぐ使えるフレーズを親子で練習しておきましょう。

  • 自己紹介と家族紹介(名前、学年、好きなもの)
  • 困ったときのひと言:”Can you say that again?”(もう一回言って)、”What does this mean?”(これはどういう意味?)
  • ホストファミリーへの英語の短い手紙(家族写真を添えると会話のきっかけになります)

毎日の生活で使う表現は、日常生活で使える英語フレーズ集にまとめています。

帰ってからの3か月が勝負です。何もしないと、せっかくの英語はすぐに抜けていきます。オンライン英会話や英語の動画で、「聞く・話す」を週に何回か続ける仕組みを作っておきましょう。出発前に数回レッスンを受けておくと、「英語で話すこと」への緊張もやわらぎます。

行く前の練習と帰ってからの継続に、子ども専用のオンライン英会話を使うのもひとつの方法です。QQキッズは、セブ島にいるフィリピン人講師のマンツーマンレッスンを自宅で受けられます。こんなご家庭には合わないかも:講師はフィリピン人講師なので、アメリカ・イギリスなど国やアクセントで講師を選びたいご家庭には向きません。まずは無料体験で、お子さんが楽しめるかを確かめてから決めるのがおすすめです。

PR

QQキッズ|出発前の練習と、帰国後に英語を続ける場所に

こんなご家庭におすすめ:出発前に「英語で話す」ことに慣れさせ、帰国後も週に数回、無理なく続けたいご家庭。

  • 子ども専門の講師陣:講師は全員正社員として雇用され、英語教授法TESOLの取得が義務付けられています(一部取得中の講師を含むと注記)。
  • 月4回から始められて入学金0円:月4回のプランから始められ、予定に合わせたプラン変更も可能。入学金(入会費)はかかりません。
  • 英語ゼロから英検®対策まで:英語力ゼロからアドバンスレベルまで対応し、英検®対策のレッスンも用意されています。
  • レッスンを別の端末から見学できる:スマホやタブレットからリアルタイムで見学でき、録画で後から確認することもできます。
  • セブ島留学で先生に会える:講師はフィリピン・セブ島にいる「QQEnglish セブ島留学」の講師でもあり、セブ島留学で実際に会うことができます。

【QQキッズ】こども専用オンライン英会話

※2026年10月時点の公式情報です。料金・日程・キャンペーンは変更される場合があるため、公式サイトでご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 小学生ひとりで短期留学に行っても大丈夫?
A. 日本の空港から日本人スタッフが同行する引率付きプログラムなら、小学生の単身参加も選択肢になります。身の回りのことを自分でできるかが目安です。不安があれば、まずは親子留学から始めるのもよい方法です。

Q. 英語ができなくても参加できる?
A. 初心者を歓迎しているプログラムもあります。一方で、あいさつや簡単な受け答えができることを参加の目安にしているプログラムもあるので、参加条件を確認しましょう。出発前に自己紹介を練習しておくだけでも、現地での安心感が変わります。

Q. 2週間の短期留学の費用はいくら?
A. 公式ページで確認した実例では、航空券・諸税込みでアジア(セブ島)が約43万円〜(約₱170,470〜・12日間)、オーストラリアが約56万円〜(約A$5,140〜・9日間)、イギリスが約67万円(約£3,210・10日間)、アメリカ・ニューヨークが約96万円(約US$6,100・15日間)です。多くは2026年夏の価格で、2027年は変わる可能性があります。

Q. ホームステイと寮、どっちがいい?
A. 英語を使う量を優先するならホームステイ、各国の同年代との交流や見守りを優先するなら寮が向いています。子どもの性格と、日本人の同室者がいるかどうかもあわせて考えましょう。

Q. どの国が発音にいい?
A. 正解の国はありません。どの国の英語にもアクセントがあり、いろいろな英語に触れることは聞き取りの幅を広げます。発音は、帰国後にシャドーイングで目標の発音を決めて整えれば大丈夫です。

Q. 2027年夏の短期留学は、いつまでに申し込めばいい?
A. 2026年の秋〜冬に資料請求と説明会、2027年1〜3月に申込という流れが目安です。締切はプログラムごとに異なり、例えばキッズエクスプレスのブリスベン短期留学は2027年4月30日です。人気のプログラムは早く埋まることがあります。

Q. ビザは必要?
A. 日本のパスポートで短期間入国する場合、アメリカはESTA、カナダはeTA(空路)、イギリスはETA、オーストラリアはETA(サブクラス601)、ニュージーランドはNZeTAを出発前に取得します。フィリピンは30日以内なら査証免除(15歳未満が親の同伴なしで入国する場合はWEGの手続き)、マレーシアは査証免除の取決めがあり、MDACの登録が必要です。条件は変わることがあるので、各国政府・大使館の公式ページで確認してください。個別の判断は公式・大使館で。

Q. 親子留学では、親は何をする?
A. 子どもが学校にいる間、親は大人向けの英語の授業や現地のアクティビティに参加できるプログラムがあります。親が近くにいながら少しずつ子どもに任せていくと、子どもが自分で英語を使う場面が増えます。

まとめ:今月決めたい3つのこと

短期留学は、国選びから始めると迷子になりがちです。今月は、次の3つだけ決めれば十分です。

  1. 年齢に合った形を決める:親子留学か、引率付きか、現地校体験か
  2. 国を2つに絞る:時差・季節・費用・アクセントの好みで
  3. 資料請求と説明会の予約をする:含まれるものと緊急時の体制を比べる

焦らなくて大丈夫です。2027年夏の準備は、秋のいまが資料集めのタイミング。子どもが「伝わった!」と笑顔で帰ってくる夏に向けて、まずは一歩を。

将来の選択肢も少しだけ。高校生になると、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」に高校生等向けのプログラムがあります(小中学生は対象外)。留学全般の公的な情報は日本学生支援機構(JASSO)の海外留学ページで探せます。国内のインターナショナルスクールとの違いはインターナショナルスクールのメリット・デメリットの記事、もっと先のワーキングホリデーは将来ワーホリを選べるように親が今からできることの記事をどうぞ。

主な出典(2026年10月4日確認):一般社団法人海外留学協議会(JAOS)2026年5月25日発表の日本人留学生数調査、各プログラム主催者の公式ページ、各国政府・大使館の公式ページ、三菱UFJリサーチ&コンサルティング「外国為替相場」(三菱UFJ銀行公表相場)。

関連記事