STEAM教育で子どもの英語を伸ばす方法|おうち実験6選

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「英語教室には通っているけれど、家ではなかなか英語を話さない」「STEAM教育が大事と聞くけれど、何から始めればいいの?」。小学生・中学生の子どもがいると、この2つの悩みが同時に出てきますよね。

バイリンガルパパとして、わが家で続けてきたのは、この2つを切り離さないことです。実験や工作をしながら、子どもが英語で「予想する」「説明する」「質問する」。それだけで、家庭の中に英語を使う必然性が生まれます。

この記事では、家庭でできる英語×STEAMプロジェクトを6つ紹介し、発音や会話力につなげるコツもお伝えします。後半では、友達と体験する方法や海外の夏のプログラム、英語圏で人気のYouTubeチャンネルも取り上げます。対象の目安は小学1年生〜中学3年生です。

この記事の結論:STEAM×英語で何が変わる?何から始める?

STEAMの活動では「やってみた結果を英語で伝える」場面が自然に生まれるので、単語を暗記するよりも、話す練習に向いています。

  • 変わること:英語が「勉強」から「説明の道具」になり、話すきっかけが増えます。
  • 始め方:週1回15分、家にある材料で実験し、「予想→観察→説明」を英語で1文ずつ言うだけで十分です。
  • 次の一歩:慣れてきたら友達とのグループ活動、オンラインレッスン、夏休みの海外プログラムへと段階的に広げます。

STEAMとは?なぜ英語と相性がいいのか

カラフルなブロックと簡単な電気回路で遊びながら話す父と娘
手を動かすと、自然に説明や質問が生まれます。

※記事内の画像はイメージです(AI生成)

STEAMの5つの領域

STEAMは、次の5つの言葉の頭文字をとったものです。どれか1つを深く学ぶというより、それぞれをつなげて使うところに特徴があります。

  • Science(科学):観察して「なぜ?」を考える
  • Technology(技術):道具やプログラムを使って試す
  • Engineering(工学):設計してつくり、うまくいかなければ直す
  • Arts(アート・表現):色や形、言葉で伝える
  • Mathematics(数学):はかる、数える、グラフにする

学校ではどう位置づけられている?

文部科学省によると、STEAM教育は教科等横断的な学習として推進されています。各教科の学びを、実社会での問題発見・解決に生かすための学び方です。Aが指す範囲も芸術だけでなく、文化・生活・経済・倫理などまで幅広くとらえられています。

つまり、STEAMは特別な教室に通わないとできないものではありません。家庭でいえば、「身近な疑問を、いろいろな知識を使って確かめる」ということです。料理も工作も、立派な入り口になります。

「やってみる」と英語が自然に出てくる理由

英語の教科書では、「話す内容」があらかじめ決まっています。一方、実験や工作では、結果がどうなるか誰にもわかりません。だからこそ、子どもは自分の言葉で予想し、驚き、説明したくなります。

たとえば「I think it will sink.(沈むと思う)」と言ったあとに、実際に浮かんだら「Oh, it floated!」と声が出ます。この「言いたい」気持ちが、話す力を伸ばすいちばんの燃料です。

家庭でできる英語×STEAMプロジェクト6選

どれも家にある材料で始められ、準備は15分以内です。まずは一覧を見て、お子さんの興味に合いそうなものを選んでください。

プロジェクト分野目安年齢時間英語で話すこと
浮く・沈む実験S・M小1〜20分予想と結果を1文ずつ
重曹の火山S小1〜20分手順を順番に説明
紙の橋チャレンジE・M小3〜30分うまくいった理由と直した点
ブロックでプログラミングT小3〜30分キャラクターへの指示を英語で
色まぜアートA・S小1〜20分色の名前と変化
1分英語解説動画全分野小4〜40分実験を1分で発表

英語フレーズのカタカナは、発音のおおまかな目安です。正確な音は、動画や辞書アプリの音声で確かめてください。

1. 浮く・沈む実験(科学・数学)

キッチンで色水と油を使った密度の実験をする娘と見守る父
液体にも「浮く・沈む」がある?重さ(密度)のちがいで層になるよ

材料:水を入れたボウル、身近な小物(消しゴム、クリップ、ミカン、ペットボトルのふたなど)、記録用の紙

  1. 小物を5〜6個並べ、1つずつ「浮く?沈む?」と予想して紙に書きます。
  2. 小物を順番に水に入れて、結果を記録します。
  3. 予想が当たった回数を数え、「浮いた/沈んだ」の表にまとめます。

使える英語:
I think it will float.(アイ シンク イット ウィル フロート:浮くと思う)
It sank!(イット サンク:沈んだ!)
Why did it float?(ワイ ディド イット フロート:どうして浮いたの?)

話すタスク:表を見ながら「Three things floated and two things sank.」のように、数を使って結果を伝えます。発展:ミカンの皮をむいてもう一度試すと、結果が変わり、会話もはずみます。
発展:砂糖水・水・油で層を作り、どれが上に来るか英語で予想する

2. 重曹とお酢の火山(科学)

材料:重曹、お酢、少量の食器用洗剤、食紅(なくてもOK)、紙コップ、トレー。目に入らないように、できれば保護メガネを使いましょう。

  1. トレーの上に紙コップを置き、重曹を大さじ1杯入れます。
  2. 洗剤と食紅を少し加えます。
  3. お酢を注いで、泡があふれ出す様子を観察します。

使える英語:
First, put in the baking soda.(ファースト、プット イン ザ ベイキング ソーダ:まず重曹を入れて)
Next, pour the vinegar.(ネクスト、ポー ザ ヴィネガー:次にお酢を注いで)
Look at the bubbles!(ルック アット ザ バブルズ:泡を見て!)

話すタスク:First / Next / Finally の3語を使って、親に手順を説明してもらいます。発展:お酢の量を変えると泡の高さがどう変わるか、予想してから試します。

3. 紙の橋チャレンジ(工学・数学)

紙で作った橋にコインを載せて強度を試す娘と父
工作の手順を英語で順番に説明する練習にもなります。

材料:コピー用紙数枚、本2冊(橋脚)、テープ、10円玉

  1. 本を15cmほど離して置き、その間に紙1枚を渡して、10円玉を何枚のせられるか試します。
  2. 紙を折ったり丸めたりして、より強い形を考えます。
  3. 改良した橋で再挑戦し、のせられた枚数を比べます。

使える英語:
It held ten coins.(イット ヘルド テン コインズ:10枚のせられた)
Let’s fold it like this.(レッツ フォールド イット ライク ディス:こう折ってみよう)
This shape is stronger.(ディス シェイプ イズ ストロンガー:この形のほうが強い)

話すタスク:「What did you change?」と聞き、変えた点を1つ英語で答えてもらいます。発展:枚数を棒グラフにすると、算数の練習にもなります。

4. ブロックでプログラミング(技術)

ソファでタブレットを使い小さなロボットをプログラミングする娘と父
「Move ten steps!」と英語で指示

材料:パソコンかタブレット、無料のブロック型プログラミング環境(下で紹介するScratchなど)

  1. 画面のキャラクターを「10歩進んで、ジャンプする」ように動かします。
  2. 親がキャラクター役になり、子どもが英語で指示を出す「人間プログラミング」もやってみます。
  3. 指示の順番を入れ替えると、動きがどう変わるかを確かめます。

使える英語:
Move ten steps.(ムーヴ テン ステップス:10歩進んで)
Turn right.(ターン ライト:右に曲がって)
Repeat three times.(リピート スリー タイムズ:3回くり返して)

話すタスク:親が目的地まで移動できるように、英語だけで指示を出してもらいます。発展:プログラミングの画面表示を英語に切り替えると、命令の単語がそのまま英語の練習になります。

家庭でブロック型プログラミングを始めるなら、無料で使えるScratchがお手軽です。ブラウザで使えるので、まずは親子で画面を見ながら試してみてください。こんなご家庭には合わないかも:先生に教わりながら進めたいご家庭には、教室やオンラインのプログラミングレッスンのほうが合います。

紹介

Scratch|無料で使えるブロック型プログラミング

※この枠は広告ではありません(公式サイトへのリンク)

こんなご家庭におすすめ:まずはお金をかけずに、プログラミングを英語で話すきっかけにしたいご家庭。

おすすめポイント

  • 誰でも無料:公式サイトでは「Scratch is free for everyone」と案内されています。
  • ブロックを組み合わせるだけ:ドラッグしてつなげる方式で、難しい文法(コードの書き方)を覚える必要がありません。
  • 素材がそろっている:用意されたキャラクター・背景・音を使えるほか、自分で描いた絵も使えます。
  • 見守りのあるコミュニティ:作品を世界の子どもと共有でき、モデレーターが安全な場を保っています。
  • 研究にもとづく設計:2007年にMIT Media Labの教育研究チームが開発しました。

Scratchの公式サイトを見る

※2026年10月時点の公式情報です。利用条件は変更される場合があるため、公式サイトでご確認ください。

5. 色まぜアート(アート・科学)

材料:絵の具(赤・青・黄・白)、パレット、画用紙

  1. 2色をまぜると何色になるか、あらかじめ予想します。
  2. 実際にまぜて、できた色に自分で名前をつけます。
  3. できた色で1枚の絵を描き、作品について説明します。

使える英語:
Red and blue make purple.(レッド アンド ブルー メイク パープル:赤と青で紫になる)
It’s lighter now.(イッツ ライター ナウ:明るくなった)
I call this color “ocean.”(アイ コール ディス カラー オーシャン:この色は「海」と名づけるね)

話すタスク:完成した絵を見せながら「This is my picture. I used…」と、30秒で紹介します。発展:同じ絵を家族に英語だけで説明し、別の人に描き写してもらうゲームも盛り上がります。

工作やお絵描きを英語でやってみたいけれど、親が相手をするのは大変…というときには、子ども向けのオンライン英会話を利用する方法もあります。ワールドアイキッズには、お絵描きや工作、ブロックなど子どもの好きなことを先生と一緒にするレッスンがあります。こんなご家庭には合わないかも:公式サイトのプログラムは幼児・小学生向けなので、中学生のお子さんには別のサービスのほうが合うかもしれません。

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ワールドアイキッズ|好きな工作や遊びを英語で楽しむオンライン英会話

こんなご家庭におすすめ:家庭の工作や実験の延長で、先生と英語で話す時間をつくりたいご家庭。

おすすめポイント

  • 好きなことを先生と一緒に:お絵描き、工作、歌、ゲームなど、子どもが好きなアクティビティを通して英語に触れるレッスンです。
  • マインクラフトのゲームレッスン:先生と一緒にゲームをしながら英語を学ぶレッスンも用意されています。
  • 困ったときは日本語でサポート:レッスンは基本的に英語で行われますが、サポートが必要なときには日本語で伝えてくれる先生もいます。
  • 予約30分前までキャンセル可能:朝6時から夜24時までの間に、予約を取り直せます。
  • 無料体験レッスンが2回:体験後に自動的に有料プランへ移行することはないと案内されています。

無料体験をチェックする

※2026年10月時点の公式情報です。料金・キャンペーンは変更される場合があるため、公式サイトでご確認ください。

6. 1分英語解説動画をつくる(全分野のまとめ)

材料:スマホかタブレット、これまでにやった実験や作品

  1. 話す内容を「What I did / What happened / Why」の3つに分けて、メモをつくります。
  2. 1分を目安に、実験を見せながら英語で解説する様子を撮影します。
  3. 家族で見返して、よかったところを1つずつ伝えます。

使える英語:
Today, I’m going to show you…(トゥデイ、アイム ゴーイング トゥ ショウ ユー:今日は〜を見せます)
What do you think will happen?(ワット ドゥ ユー シンク ウィル ハプン:どうなると思う?)
Thank you for watching!(サンキュー フォー ウォッチング:見てくれてありがとう)

話すタスク:動画を見る人に1つ質問を投げかけるのがポイントです。発展:祖父母や海外の親戚に送ると、「見てもらえる」といううれしさが、続ける力になります。動画は家族内での共有にとどめ、公開する場合は顔や名前が映らないよう注意しましょう。

発音・アクセント・会話力につなげるコツ

実験の説明を英語でタブレットに録画する娘と、聞き役の父
録画して聞き返すと、発音やアクセントに気づきやすくなります。

プロジェクトを「楽しかったね」で終わらせず、話す力につなげるための小さな工夫を4つ紹介します。

「予想→観察→説明」の3つの型を決める

毎回同じ型を使うと、子どもは「何を言えばいいか」で迷わなくなります。予想は「I think…」、観察は「I see…」、説明は「Because…」。この3つだけで、どの実験にも使えます。

短い解説をシャドーイングする

英語圏の科学動画から最初の30秒だけを選び、少し遅れてまねして話す「シャドーイング」をします。リズムやイントネーションをまるごとまねできるので、単語ごとの発音練習よりも自然な話し方に近づきやすくなります。動画を使った練習法は「動画で「聞く」から「話す」へ」でもくわしく紹介しています。

録音して聞き返す

自分の声を聞くと、子どもは意外なほど多くのことに自分で気づきます。親は間違いを直すよりも、「ここが聞き取りやすかったよ」と、伝わった部分を先にほめてください。1か月前の録音と比べると、変化がはっきりとわかります。

単語より「かたまり」で覚える

「float」だけを覚えるより、「It will float.」のように文のかたまりで覚えるほうが、会話ですぐに使えます。プロジェクトごとに3つのかたまりを冷蔵庫に貼っておくと、家族の合言葉になります。

アクセントは「通じること」を先に

英語のアクセントは国や地域によってさまざまで、どれが正解というものではありません。まずは相手に伝わることを目標にし、いろいろな英語を聞く中で、子ども自身が好きな話し方を見つけていけば十分です。アメリカ英語の中だけでも地域ごとの違いがあることは、「アメリカ英語のアクセントの種類」で紹介しています。

親子で一緒に英語を話す練習をしたいなら、家族でレッスン枠を共有できるオンライン英会話も選択肢の1つです。クラウティは1人分の受講料で家族が使え、10分の短いレッスンも選べます。こんなご家庭には合わないかも:1回のレッスンをじっくり長く受けたいご家庭や、教室で先生から対面で学びたいご家庭には向きません。

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クラウティ|親子・きょうだいで分け合えるオンライン英会話

こんなご家庭におすすめ:子どもだけでなく親も一緒に、短い時間で英語を話す習慣をつくりたいご家庭。

おすすめポイント

  • 家族で最大6人がシェアできる:1人分の受講料で、親子やきょうだいでレッスンを分け合えます。
  • 月額4,950円(税込)から:公式サイトでは、このプランで1か月に最大62回(10分レッスンを1日2回受けた場合)と案内されています。
  • 10分か25分を選べる:その日の集中力や予定に合わせて、レッスンの長さを選べます。
  • 英検®対策も追加料金なし:学研監修の英検®一次・二次試験の対策レッスンを、追加料金なしで受けられます。
  • 幼児から中学生以上まで:学齢に合わせたレッスンがあり、8日間の無料体験も案内されています。

クラウティ

※2026年10月時点の公式情報です。料金・キャンペーンは変更される場合があるため、公式サイトでご確認ください。

日本にいながら友達と体験する

インターナショナルスクールの教室で多国籍の同年代の友達と科学プロジェクトに取り組む娘
同年代の仲間がいると、英語で伝える必要が自然に生まれます。

家庭だけで練習していると、どうしても「親に話す英語」にとどまります。同年代の友達と一緒に何かをつくると、「伝えないと進まない」場面が生まれ、英語を使う必要性を実感できます。

インターナショナルスクールの公開イベント

インターナショナルスクールの中には、在校生以外も参加できるサマースクールやオープンデーを開催している学校があります。開催の有無や対象は学校ごとに違うので、気になる学校の公式サイトで確認してみてください。インターの学費や通い方の実情は「インターナショナルスクールのメリット・デメリット」にまとめています。

地域の科学館・STEAMクラブ

科学館のワークショップや、地域のロボット・プログラミングクラブは、日本語の活動でも十分に価値があります。家に帰ってから「今日つくったものを英語で説明してみて」と声をかければ、それがそのまま英語の練習になります。

国内の英語キャンプや国際交流

国内でも、英語で過ごすサマースクールや、留学生と交流するプログラムがあります。国内のサマースクールは「英語を身につけるならサマースクール」、留学生との交流は「まちなか留学」の記事も参考になります。

親子で参加して「話す相手」になる

小学校低学年のうちは、親も一緒に参加できるイベントを選ぶと安心です。親が英語で質問する役になるだけで、子どもが話す機会は増えます。親子での英会話の始め方は「親子英会話の始め方」で紹介しています。

将来につながるSTEAM×英語

STEM・デザイン・AIの仕事と英語

科学や技術の分野では、論文やソフトウェアの資料、国際的な共同作業で英語が使われる場面が多くあります。とはいえ、小中学生のうちに将来の職業を決める必要はありません。「調べて、つくって、英語で伝える」経験を重ねておくと、どの分野に進んでも役立つ土台になります。AIやデジタル教材との付き合い方については、「子どもの英語学習にAI・VRをどう使うか」もあわせてご覧ください。

海外の学校で見られやすい力

英語圏の学校では、プロジェクト学習やプレゼンテーション、ディスカッションを取り入れた授業がよく行われます。テストの点数だけでなく、「自分で考えたことを人前で話す」機会が多いのも特徴です。家庭での1分解説動画は、その小さな予行練習になります。

作品と発表を「ポートフォリオ」に残す

実験の写真、英語のメモ、解説動画をフォルダにまとめておきましょう。数年分の記録がたまると、子ども自身が成長を実感できます。サマープログラムの申し込みで「何に興味があるか」を伝える材料にもなります。

海外の夏のSTEAMプログラムとステップアップ

世界地図とノートパソコンを見ながら海外の夏のプログラムを相談する父と娘
おうちのSTEAM体験が、海外の夏のプログラムへのステップになります。

家庭から海外までの5つのステップ

  1. 家庭:週1回のミニプロジェクトで、英語で説明する習慣をつくる
  2. 地域・オンライン:科学館やオンラインレッスンで、家族以外と話す
  3. 国内の短期イマージョン:英語で過ごす国内サマースクールやキャンプに参加する
  4. 海外の夏プログラム:1〜2週間のSTEAMキャンプや、親子で参加できるデイキャンプ
  5. より長い留学:興味や英語力に合わせて、学期単位の留学を検討する

海外サマースクールの1日の流れは「海外サマースクールって何をするの?」、国ごとの費用の比較は「小中学生の短期留学はどの国?」で紹介しています。

公式サイトで確認できた海外のSTEAMプログラム

以下は、2026年10月12日に各公式サイトで内容を確認したプログラムです。費用は現地通貨で表示しており、航空券や保険は含みません。日程や条件は変わるため、申し込み前に公式サイトで最新情報を確認してください。

プログラム国・場所対象期間・形式費用の目安
Space Campアメリカ・アラバマ州9〜11歳(12〜14歳はSpace Academy)6日間・宿泊型。2027年の受付が始まっていますUS$1,699〜
Family Space Campアメリカ・アラバマ州7歳〜(保護者と参加)親子で参加する短期プログラム1人US$699〜799
iD Techアメリカ各地の大学キャンパス(75か所以上)7〜17歳(13〜18歳向けの2週間Teen Academiesも)1週間のサマーキャンプ。プログラミング・ロボットなど公式サイトで確認
Camp Inventionアメリカ各地(1,500か所以上)幼稚園年長〜6年生(K-6)1週間の通い型。夏に米国に滞在する親子向け会場ごとに異なる
Atlas Summer Courses(旧Oxford Summer Courses)Science Explorersイギリス・ハロー校11〜12歳(9〜10歳向けコースもあり)1週間。1クラス15人以下、宿泊型と通い型あり£1,995〜
Science World Summer Campsカナダ・バンクーバー新Grade 1〜8平日5日間の通い型(9時〜15時)。2026年の日程まで公開CA$384.95〜549.95(1週間)

※2026年10月12日時点で各公式サイトに掲載されていた内容です。海外からの参加条件、英語力の目安、空港送迎の有無は、公式FAQや問い合わせで確認してください。

英語に不安がある最初の1回なら、親子で参加できるFamily Space Campや、通い型のScience World・Camp Inventionが候補になります。子どもだけで参加する場合は、宿泊型のSpace CampやAtlas Summer Coursesの安全体制をよく確認しましょう。

オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドについても探しました。ただ、海外の小中学生が参加できるSTEAM中心のプログラムは、今回は公式サイトで確認できませんでした。これらの国では、語学学校のジュニアコースや親子留学から始めるのが現実的です。

失敗しないための選び方チェックリスト

  • 英語力:参加に必要な英語力の目安はあるか。家庭のプロジェクトで「予想・説明」を英語でできるようにしておくことが、ひとつの準備になります。
  • 年齢と単身参加:何歳から子どもだけで参加できるか。航空会社の子ども一人旅サービスの条件もあわせて確認します。
  • 引率・保護者:日本からの引率があるか、親子で参加できるか。
  • 滞在先:寮・ホームステイ・通い型のどれか。通い型なら親の滞在先も必要です。
  • 安全と医療:夜間のスタッフ体制、けがや病気のときの対応、保険の条件。
  • キャンセル規定:いつまでなら返金されるか。
  • 英語環境:日本人だけのグループにならないか。参加者の国籍構成も確認しましょう。
  • 帰ってから:つくった作品を家族に英語で発表してもらう時間を、最初から予定に入れておきます。

英語圏の子どもに人気のSTEAM系YouTubeチャンネル10選

英語圏の小中学生がよく見ている科学・算数系のチャンネルを10個選びました。登録者数と最近の投稿状況は、2026年10月12日に各チャンネルのページで確認しています。ニュージーランドとアイルランドでは、この年齢向けで活発に投稿している科学チャンネルが見つかりませんでした。そのため、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア発のチャンネルで構成しています。

チャンネル国(目安)内容目安年齢英語難易度親子で使うコツ
Crash Course Kidsアメリカ理科・工学の基礎をテンポよく解説8〜12歳アメリカ英語ふつう見終わったら要点を英語1文で言う
Sick Science!アメリカ家でできる短い実験6〜12歳アメリカ英語やさしい音を消して、親子で英語の実況をつける
Nat Geo Kidsアメリカ動物・自然・地理6〜12歳アメリカ英語やさしい〜ふつう動物の特徴を英語3語で言い合う
Mark Roberアメリカ元NASAエンジニアの工作・発明10〜15歳アメリカ英語ふつう〜難しい実験の前で一時停止し、結果を英語で予想
TED-Edアメリカ科学・数学・歴史のアニメ解説12歳〜主にアメリカ英語(話者による)難しい字幕を付けて最初の30秒をシャドーイング
MinuteEarthアメリカ地球や生き物の疑問を短く解説10歳〜アメリカ英語ふつう〜難しいタイトルの問いに、見る前に英語で答える
Science Maxカナダおなじみの実験を巨大スケールで再現7〜12歳カナダ英語ふつうbigger / faster など比較の表現を拾う
Veritasiumオーストラリア発物理・数学の「なぜ?」を深掘り13歳〜北米寄りの英語(話者による)難しい親が先に見て、1本を選んで一緒に見る
The Slow Mo Guysイギリス超スローモーション映像8歳〜イギリス英語ふつうbefore / after で何が起きたか説明する
Numberblocksイギリス数の仕組みをアニメで3〜7歳(弟妹向け)イギリス英語やさしい出てくる数を一緒に英語で数える

※2026年10月12日時点で、どのチャンネルも登録者50万人以上・直近2か月以内の投稿があることを確認しています。国と英語の種類は、制作者・制作拠点についての一般的な情報にもとづく目安であり、話す人によって異なります。

各チャンネルでいちばん再生されている動画

どのチャンネルから見るか迷ったら、まずは各チャンネルで再生回数がいちばん多い動画(通常の動画のみ・ショートを除く)から試してみてください。画像を押すとYouTubeが開きます。

Crash Course Kids

Crash Course Kidsの人気動画「地球の自転と公転」のサムネイル

→ YouTubeで見る:Earth's Rotation & Revolution: Crash Course Kids 8.1(再生回数 6,905,501回・2026年10月13日時点)

Sick Science!

Sick Science!の人気動画「ドライアイスのおばけシャボン玉実験」のサムネイル

→ YouTubeで見る:Halloween Dry Ice Boo Bubbles(再生回数 5,668,818回・2026年10月13日時点)

Nat Geo Kids

Nat Geo Kidsの人気動画「世界最大のホホジロザメ」のサムネイル

→ YouTubeで見る:World's Biggest Great White Full Episode | Nat Geo Kids(再生回数 13,985,138回・2026年10月13日時点)

Mark Rober

Mark Roberの人気動画「ゼリーのプールで泳げるか試す実験」のサムネイル

→ YouTubeで見る:World's Largest Jello Pool- Can you swim in Jello?(再生回数 223,709,717回・2026年10月13日時点)

TED-Ed

TED-Edの人気動画「帽子の色を当てる論理パズル」のサムネイル

→ YouTubeで見る:Can you solve the prisoner hat riddle? – Alex Gendler(再生回数 37,237,833回・2026年10月13日時点)

MinuteEarth

MinuteEarthの人気動画「川が曲がって流れる理由」のサムネイル

→ YouTubeで見る:Why Do Rivers Curve?(再生回数 9,408,044回・2026年10月13日時点)

Science Max

Science Maxの人気動画「磁石の大実験」のサムネイル

→ YouTubeで見る:Science Max | MAGNETS – PART 1 | Science Max Season1 Full Episode(再生回数 7,867,438回・2026年10月13日時点)

Veritasium

Veritasiumの人気動画「貯水池に浮かぶ9600万個の黒いボール」のサムネイル

→ YouTubeで見る:Why Are 96,000,000 Black Balls on This Reservoir?(再生回数 112,756,927回・2026年10月13日時点)

The Slow Mo Guys

The Slow Mo Guysの人気動画「巨大水風船が割れる瞬間のスローモーション」のサムネイル

→ YouTubeで見る:Giant 6ft Water Balloon – The Slow Mo Guys(再生回数 199,909,850回・2026年10月13日時点)

Numberblocks

Numberblocksの人気動画「数のパターンで遊ぶアニメ」のサムネイル

→ YouTubeで見る:Pattern Palace | Learn to Count(再生回数 359,783,167回・2026年10月13日時点)

安全に見るために:小学生のうちは、保護者が管理できるYouTube Kidsや、監視機能付きのアカウントを使いましょう。親がそばで一緒に見るのがおすすめです。動画の前後や途中に広告が流れることもあるので、「これは広告だよ」と声をかけてあげてください。ここでは動画を埋め込まず、チャンネルと人気動画へのリンク(サムネイル画像はYouTubeから表示)のみを掲載しています。

取り入れやすいサービス・教材

この記事で紹介したサービスを、目的別にまとめます。どれも「これがないとできない」ものではありません。家庭のプロジェクトを続ける中で、必要になったときの選択肢として検討してみてください。

  • プログラミングを無料で始めたい:Scratch(「4. ブロックでプログラミング」で紹介)
  • 工作や遊びを先生と英語で楽しみたい:ワールドアイキッズ(「5. 色まぜアート」のあとで紹介)[PR]
  • 親子・きょうだいで英語を話す時間をつくりたい:クラウティ(「発音・アクセント・会話力につなげるコツ」で紹介)[PR]
  • 夏休みに海外で体験したい:上の「公式サイトで確認できた海外のSTEAMプログラム」の表を参考にしてください

英語の絵本からSTEAMへの興味を広げたいときは、女の子の科学者が主人公の「Ada Twist, Scientist」もおすすめです。サイト内のSTEM教育カテゴリにも関連記事をまとめています。

よくある質問

親が英語が苦手でもできますか?

できます。この記事の英語フレーズは、どれも3〜6語の短い文です。親は完璧に話す必要はなく、「Why?」「What happened?」と質問して聞き役になるだけで十分です。わからない表現は、辞書アプリの音声で一緒に確かめましょう。

何歳から始めるのがいいですか?

小学1年生ごろから、浮く・沈む実験や色まぜのような簡単な活動を、1フレーズから始められます。小学校高学年〜中学生なら、紙の橋や1分解説動画のように「理由を説明する」活動に広げていきましょう。

理科や算数が苦手な子でも楽しめますか?

楽しめます。STEAMにはアートやものづくりも含まれます。絵が好きな子は色まぜ、組み立てが好きな子は紙の橋から始めるなど、得意なことを入り口にして取り組めます。

費用はどのくらいかかりますか?

家庭のプロジェクトは、家にある材料と無料のツールでほぼ0円から始められます。オンラインレッスンや海外プログラムは費用がかかるので、家庭で続けられることを確かめてから検討するのがおすすめです。

プログラミングとSTEAM教育は同じですか?

重なる部分はありますが、同じではありません。プログラミングはSTEAMのT(技術)を学ぶ手段の1つです。実験、工作、アート、計測なども、すべてSTEAMの活動に含まれます。

海外のSTEAMプログラムには英語がどれくらい必要ですか?

プログラムによって異なるため、公式サイトや問い合わせで確認するのが確実です。不安があれば、親子で参加できるプログラムや国内の英語キャンプから始めると、無理なくステップアップできます。

まとめ

  • STEAMの活動は「予想→観察→説明」を英語で伝える自然なきっかけになります。
  • 家庭では週1回15分、家にある材料で十分です。録音やシャドーイングで、発音や会話力につなげていきましょう。
  • 慣れてきたら、友達とのグループ活動や海外の夏プログラムへと、段階的に広げていけます。

今週末の一歩:家にある小物を5つ集め、浮く・沈む実験をしてみてください。始める前に「I think it will float.」と1回言ってもらいましょう。それだけで、ご家庭の英語×STEAMのスタートです。

参考・出典

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